[ 見学会 ]

2019年度もKENKENでは、関西を中心に見学会を行なった、KENKENのメインイベントだ。毎回40人前後の会員が参加し主に電車やバスを使っていくつかの建築を訪れ空間を体験し会員同士で意見を交わした。また、見学会ごとに幹部が作成する「見学会のしおり」も恒例となっている。

夏休みの終盤には毎年恒例の「KENKEN夏合宿」を行なった、夏合宿はバスをチャーターし見学会では訪問できないような、遠くの建築を見学する、電車ではいけないような地域にバスで訪れるのが夏合宿のコンセプトだ。KENKEN幹部が春先から日程を組み始め、見学先や宿泊施設などを決定していくのだが、加えて建築を見学するだけでなくそこから何を学べるのかを考え、建築の図面や解説を載せたしおりや、少人数のグループ見学などのコンテンツを作成した。その結果、合宿中では図面を片手に上級生と下級生が話し合いながら見学するというような光景が見られた。去年は九州に訪れ、磯崎新設計の北九州図書館、伊東豊雄設計のぐりんぐりんなどを見学した。また、今回は会員同士の交流を図るためアクティビティイベントも企画し大変盛り上がり、後日言語化のアウトプットを行った。